2017年10月11日 | マダニによる感染症の報道について(更新) |
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マダニを介して人間に感染するSFTS(重症熱性血小板減少症候群)について、先日、SFTSに感染している疑いのある野良猫に噛まれた方が、SFTSを発症・死亡する事例があったとの報道がなされました。
また、ペットの犬がマダニに噛まれてSFTSを発症し、看護していた飼い主さんがSFTSに感染・発症した事例が10月に報道されました。(報道についてはNHKのHP(コチラ)などに載っています。)
SFTSについての詳しい内容は厚生労働省のHP(コチラ)に載っています。
現段階では、健康な犬・猫に接触することで感染することはないと考えられるとのことですが、厚生労働省はペットの適切な寄生虫駆除を呼びかけています。
お家のわんちゃんやねこちゃんから感染することは非常にまれなケースだと考えられるので、過剰に警戒しすぎる必要は今のところないかと思います。
ただし、お家では下記のようなことに注意しておいてください。
・日頃からお家のわんちゃん・ねこちゃんの健康状態をよく観察しておく
・ねこちゃんは外に出さず室内で飼育する(事故・病気の予防にもなります)
・わんちゃんやねこちゃんのノミ・マダニ駆除を徹底する(SFTS以外にもノミ・マダニが媒介する病気はたくさんあります)
・おかしな様子があったら早めに動物病院に相談する
長崎は野生動物なども多く、お散歩などで気づかずにマダニを付けて帰ってしまうことが多いです。
お家のわんちゃん・ねこちゃんのノミ・マダニ駆除をしっかり徹底して、マダニに感染させない・室内に持ち込まないように注意しましょう。
動物病院で処方するお薬には、首筋に滴下するタイプやおやつタイプ、フィラリア予防薬と一緒になったものなど、様々なタイプがあります。
どのお薬を使ったらよいかなど、ご不明な点があればお気軽にご相談ください。