2015年11月14日
今週は雨が続きますね。
朝晩の冷え込みも日に日に厳しくなってきています。
季節の変わり目に体調を崩しやすいのは人間もワンちゃんネコちゃんも同じです。
温度管理にはしっかり気を使ってあげて、もしおかしな様子があれば早めに病院にご相談ください。
もちろん飼い主さんご自身の体調にも十分ご注意くださいね。
さて、今日は第6回の子犬しつけ相談会でした。
前回が臨時での開催だったので、今月は変則的に2週連続の相談会となっています。
今回もこれまでと同様に、0〜1歳代の子犬ちゃんを対象に、一般的なしつけのお話や個別の相談まで様々なお話をしていただきました。
今回のテーマは「犬と人との関係性について」でした。
以前お話ししていただいた「ほめかた、叱りかたについて」と併せて読んでいただくと分かりやすいかもしれませんね。
ワンちゃんと飼い主さんとの関係性はそのご家庭によって様々でしょうが、大きく分けると次の2つに分けられるようです。
服従型:飼い主さんがリーダー(群れのボス)として絶対的に強い関係。悪いことをした場合はしっかりと叱り、ワンちゃんが逆らうことを基本的には許さない関係性です。
パートナー型:家族(親子)や友達関係のように、お互いに自立して、ある程度対等に接する関係性です。
こういう風に書くと、服従型が悪くてパートナー型が良い関係性のように思われる方も多いかもしれませんが、一概にそうとは言えません。
どちらか一方の関係性にこだわってしまい、叱らずに対等に育てたつもりがワガママを助長させてしまっていたり、逆らうことを許さないあまり強すぎる罰を与えていたりしていては、ワンちゃんとの生活がお互いにストレスになってしまいます。
先生もおっしゃっていましたが、それぞれのタイプをワンちゃんの性格や成長過程によって使い分けることが重要です。
それぞれのご家庭・ワンちゃんによって一番良いしつけの方法は違っていて当たり前です。
しつけでお悩みの際には是非一度相談会についてお問い合わせください。
今回も個別のお悩み相談の時間を長く確保できたので、皆さん熱心に質問されていました。
子犬の時期は本当に遊び盛りいたずら盛りなので大変だとは思いますが、今日のお話を活かして是非良い関係性を作っていってあげてくださいね。
次に実践訓練として「服従姿勢(お腹を見せてじっとさせる)」の練習をしました。
全員お利口に出来ていたので、上級編の「服従姿勢で末端(手足・耳・マズル)を触る」もチャレンジしています。
初めての経験だった子もいましたが、全員とっても上手に出来ていました。
これはお家でも実行しやすい訓練の一つなので、是非チャレンジしてみてください。
注意事項としては、ワンちゃんが嫌がった時に離さない(次からもっと嫌がります)ことと、終わるタイミングは飼い主さんが決める(「よし!」の声かけをしてやめる)こと、終わった後はよく褒めてあげることです。
最後に社会化訓練としてみんなで遊びました。
体格差が大きいので当院の看板犬・リリィは今回はリードをつけての参加です。
みんなそれぞれ思い思いに遊んでいます。
当初はとても緊張していた子も少しずつですが慣れてきてくれていました。
なかなか一回でみんなと一緒に遊ぶところまで慣れることは難しいので、その子のペースに合わせてゆっくりいきましょう。
子犬しつけ相談会は今後も定期的な開催を予定しています。
新たにお家に子犬を迎えられた方はもちろん、2歳くらいまでの若いワンちゃんでしつけについて相談したいことがある方は是非一度ご参加ください。
※参加は予約制になっております。また、ワクチン接種やノミ・ダニ予防など、一定の条件もありますのでまずは当院までお問い合わせください。
みんな、また遊ぼうね!