2015年09月19日
日中も涼しくなってきてワンちゃんと外で遊ぶには良い季節になってきました。
ただし、朝夕の急な冷え込みで体調を崩す子も多い時期なので気をつけてあげてくださいね。
さて、今日は第4回の子犬しつけ相談会でした。
これまでと同様、0~1歳代の子犬ちゃんを対象に、一般的なしつけの仕方から個別のお悩み相談まで様々なお話をしていただきました。
今回のテーマは「トイレトレーニング」についてでした。
これは子犬ちゃんを新しくお家に迎えられた方からよく相談があるテーマですね。
子犬のうちは色んな所でトイレをしてしまうので、お家の片付けが大変ですよね。
ただ、先生のお話によると、子犬のトイレトレーニングでは叱って教えることは基本的にNGだそうです。
子犬ちゃんは「トイレを所定の場所でしなかった」ことを叱っても「トイレをしたことを叱られた」と誤解してしまうことが多いようです。
そうすると、飼い主さんの見えないとこで隠れてするようになったり、極端に我慢してしまうようになったり、証拠隠滅に食糞するようになってしまう場合があります。
子犬ちゃんの間はトイレの回数が多いです。
しっかりとケージなどで囲われた場所をトイレに決めて(可能なら寝床とは離して)、トイレをするであろうタイミングで入れてあげて、上手くできたらごほうびなども使って褒めてあげる。
これを根気強く続けてあげることで徐々に覚えさせてあげてください。
※ただしある程度以上の年齢になったら、ごほうびは徐々に減らして褒めるだけにしないと、ごほうびのためにトイレを頻繁にする場合があるそうなので注意が必要です。
個別のお悩み相談では、また皆さん熱心に色々質問をされていました。
以前トイレについて悩まれていた子は、その時のアドバイスを元にご自宅で頑張られて、今ではほとんど失敗することがなくなったそうです。
成果が目に見えて出てくるとしつけのモチベーションも上がりますし、一緒の生活がどんどん楽しくなるのでワンちゃんにも飼い主さんにとっても非常に良いことです。
これからも頑張って続けてあげてください。
また、子犬の問題行動の中には、運動不足が原因になっているものも多いようです。
もちろん全てがそうではないのですが、甘噛みやいたずらなどはしっかり運動させたらおさまる事も多いようなので、子犬ちゃんの間に外に出てしっかりとした運動をさせることも大事だそうです。
ただし、抵抗力の弱い子犬ちゃんは病気をもらうことも心配なので、どのタイミングでワクチンを打ってどのタイミングで外で遊ばせるのか、しっかり病院にもご相談されてくださいね。
今回の実践訓練はアイコンタクトの練習です。
おやつで気を引きながら、声をかけて目が合ったらほめておやつをあげるという訓練ですね。
上手くできるようになったら、飼い主さんが立った状態で呼んだり、目を合わせておく時間を長くしていったりと進めていきます。
簡単そうですが、やってみると意外と難しいと思います。
もちろん最終的にはおやつはなしでチャレンジされてくださいね。
最後はいつも通り社会化訓練の時間です。
ワンちゃん同士のコミニュケーションの取り方を学んだり、知らない人に慣れるためみんなで思いっきり遊びました。
前回みんなと遊ぶのがちょっと怖かった子も、今回は少し進歩してました!
まだ一緒に走り回るのは怖くても、こうやって少しずつ慣れていくのが大切です。
是非また参加されてください!