2015年08月29日
8月ももうあと少しとなり、朝夕が涼しくなってきましたね。
日中との温度差が大きいのでワンちゃんや猫ちゃんの体調には十分に注意してあげましょう。
さて、今日は第3回の子犬しつけ相談会でした。
今回は飼い主さんのご都合でキャンセルがあり、2組+リリィちゃんでの相談会となりました。
これまでと同様、0~1歳代の子犬ちゃんを対象に、一般的なしつけの仕方から個別のお悩み相談まで様々なお話をしていただきました。
今回のテーマは「ほめかた、叱りかた」についてでした。
ワンちゃん、特に子犬ちゃんを飼われている方にとってはとても大事なテーマです。
最近は「ほめてしつける」育て方がよく言われていますね。
もちろんほめてあげることはワンちゃんにとって非常に大事です。
むやみやたらと怒るのも攻撃的なワンちゃんに育ててしまう可能性があります。
ただし「悪いことをしても叱らない」ことは場合によっては「甘やかし」になってしまい、逆に言うことを聞かなくなったり、嫌なことをされると噛んでしまうワンちゃんになってしまいます。
特に子犬ちゃんは遊び盛りイタズラ盛りです。
ワンちゃんにとって危険なことや、お家で一緒に生活する上で守らなければならないルールを教えたりする時に、叱らなければならない場面というのは必ずあると思います。
でも、ではどうやって「ほめてしつける」のか気になりますね。
先生がおっしゃるには「悪いことをしてしまったのを叱った後」に「同じことを我慢させて、上手くできたらほめてあげる」ことがとっても大事だそうです。
最後にほめて終わることで、ワンちゃんにとって良い記憶で残りますし、飼い主さんとの関係も悪くなりにくいですね。
叱りかたやほめかたのポイントなども詳しく教えていただいたので、皆さんお家で実践していただけると思います。
もちろん、叱らずに済むならそれに越したことはないので、イタズラの原因(ゴミ箱、ティッシュなどなど)はできるだけワンちゃんの生活範囲から遠ざけておくことも大事です。
落ちていたものを飲み込んで緊急手術、ということもありますので、お家の方が十分に注意してあげてください。
次に個別のお悩み相談です。
吠えやトイレトレーニングについてなど熱心に質問されていました。
特に今回は吠えのしつけについて実践を交えながら説明していただきましたが、先生がしつけの方法を実践されてから、目に見えて吠える頻度が減ったのが印象的でした。
今回は時間に余裕があったので、ハンドリングの訓練もしています。
飼い主さんの掛け声でお腹を上にして寝転ばせて、手先足先を触ったりしながら我慢させています。
ある程度経ってお利口にしていたら、また飼い主さんの掛け声で元に戻ってよくほめてあげておしまいです。
お家での実践もしやすい訓練ですが、ワンちゃんが嫌がって途中で離してしまったりすると逆効果になることもあるので、無理のない範囲から少しずつが基本です。
最後はいつも通り社会化訓練の時間です。
ワンちゃん同士のコミニュケーションの取り方を学んだり、知らない人に慣れるためみんなで思いっきり遊びました。
慣れている子もそうでない子も思い思いに過ごしていました。
最初から一緒に遊ぶことはできなくても、そういう場を体験するということが子犬ちゃんの社会化には非常に重要です。
こういう経験を少しずつ重ねていくことが大事ですので、またいつでもご参加ください。
しつけ相談会は今後も月に一回程度のペースで開催する予定となっていますので、興味のある方は当院までお問い合わせください。