2016年06月11日
梅雨入りが発表されてからも晴れて暑い日が続いていますね。
ただ、明日からしばらくは雨が続きそうです。
雨の日はお散歩も行きにくかったり、ジメジメ蒸し暑かったりして動物にもストレスがかかります。
また、この時期は細菌やカビが活発になってしまい、ワンちゃんやネコちゃんの皮膚病が増える傾向にあります。
特に幼かったり高齢だったりで抵抗力の弱い子や、アレルギー体質などで皮膚の弱い子は悪化しやすいので、様子におかしなことがあればお早めに病院にご相談ください。
さて、今日は第12回の子犬しつけ相談会でした。
これまでと同様に0〜1歳代の子犬ちゃんを対象に、しつけに関わる様々なお話をしていただきました。
今回のテーマは「夏の過ごし方について」でした。
ワンちゃんは寒さにはある程度強いのですが、暑さには弱い子が多いです。
夏バテのようになって食欲が落ちたり、お腹の調子を崩したりする子は多いですし、体力を落として高齢の子が体調を悪くすることもありますので、お家の子の様子には十分注意して、暑さの対策をしっかりしてあげてください。
今回は講義というよりも各ご家庭からの質問に先生が答えられる形でお話ししていただきました。
ポイントをまとめると・・
・ワンちゃんのいる場所の近くに温度計を置いて、28℃を超えそうならエアコンを付けてあげるのがベスト
・エアコンの設定温度は自宅の環境やワンちゃんの体調によって異なりますが、22〜27℃前後で、快適に過ごせていそうな温度にしてあげること
・夜寝るときも、暑いお部屋に一人にするよりは寝室に寝床を作ってあげて快適な温度にしてあげる方がよい
・お散歩はこの時期は朝8時くらいまでか、夜アスファルトの温度が下がってから(手で触って確認をしてください)
・車中におきざりは絶対にしないこと(もしどうしてもの場合はエンジンをかけたままエアコンを付け、スペアキーでロックして離れること。最低15分に1回は様子を見に行くこと)
などなど、暑さ対策・熱中症対策を教えていただきました。
各ご家庭で環境が違うので全て実施するのは難しいかもしれませんが、ワンちゃんは暑さに弱く、万が一熱中症になると命に関わるということを頭においていただいて、できる範囲のことをできる限り取り組んでいただきたいと思います。
特に毛色の黒い子や、短頭種(ブル系、チワワ、シーズーなど)の子は体温の調整が苦手な傾向がありますので十分ご注意ください。
おかしな様子があればすぐに病院にご連絡をお願いします。
ペットボトルを凍らせてタオルでくるんで氷まくらがわりにしたり、開けられる窓を開けて扇風機で空気を回してあげたり、お腹を壊さない程度に氷を食べさせてあげたりなど、暑さ対策にできることは色々ありますので、気になることがあればお気軽に病院までご相談ください。
次に実践訓練として、仰向け抱っこや「オスワリ」の訓練をしました。
今日のお話やしつけのコツを自宅でも活かして、少しずつ頑張ってくださいね。
最後に社会化訓練としてみんなで遊んでいます。
今日は月齢の低い子も全体にのんびりとした雰囲気でみんなゆるやか〜に遊んでいました。
若い内から色々なワンちゃんと触れ合っておくことは子犬ちゃんにとって非常に重要ですので、またの参加をお待ちしています。
子犬しつけ相談会は今後も定期的な開催を予定しています。
新たにお家に子犬を迎えられた方はもちろん、2歳くらいまでの若いワンちゃんでしつけについて相談したいことがある方は是非一度ご参加ください。
※参加は予約制になっております。また、ワクチン接種やノミ・ダニ予防など、一定の条件もありますのでまずは当院までお問い合わせください。
みんな、夏バテしないようにね!