2016年02月20日
ここ最近は暖かくなったり、急に冷え込んだり、寒暖の差が激しいですね。
こういう季節の変わり目はわんちゃんやネコちゃんも体調を崩しやすいので注意してください。
また、これから気温が高い日が続くと、ノミやダニなどの厄介な寄生虫が増えてきます。
特にノミは気温が13℃を超えると活発に繁殖を始めるといわれています。
まだ寒いからと油断しているとお家に持ち込んでしまって大変なことになる(※実体験です)ので、早めの予防をおすすめします。
さて、今日は第9回の子犬しつけ相談会でした。
これまでと同様に0〜1歳代の子犬ちゃんを対象に、しつけに関わる様々なお話をしていただきました。
今回のテーマは犬が噛むようになるキッカケについてでした。
わんちゃんのお悩み・トラブルの中でもかなり多い問題ですね。
お家で飼い主さんを噛んでしまうのも大変ですが、万が一にも外で他の方を噛んでしまうと本当に大きなトラブルになる場合があります。
噛んでしまった状況がどのようなものであっても、ほとんどの場合、噛んでしまったわんちゃんを管理しなければならない飼い主さんに全責任がかかります。
わんちゃんの立場で考えると噛んでしまっても仕方ないというような状況でも、悪いのはわんちゃん(の飼い主さん)となることがほとんどです。
そうならないためにも、噛みグセは小さな芽の内に対処しておくことが重要です!
先生がおっしゃるには、噛みグセのついてしまったわんちゃんの多くに、そうなってしまうキッカケがあったそうです。
例えば「ご飯の時に近づいたり触ろうとしたら唸る」とか「寝ている時に触ったら怒る」とか「おもちゃ(イタズラでティッシュを咥えたりしているのも含みます)を取り上げようとしたら怒る」とかです。
他にも、怪我をして気が立っている時に噛んでしまったり、しつけのつもりであまりに強い罰を与えられて噛んでしまったり、キッカケは色々あるようですが、最初にあげたいくつかの例は思い当たる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
キッカケになるのは本当に些細なことなので、飼い主さんも問題行動とは思いにくいです。
「まぁこの時だけだし、普段はいい子だし、大丈夫かな〜」と思ってしまいがちですが、油断していると危険です。
特に1歳〜2歳前後の子でそういう徴候がある場合は、将来の噛みグセにつながることが多いようなので、取り返しのつかないことになる前に、早めにご相談ください。
次に実践訓練です。
今回は相談会に慣れたわんちゃんが多かったので、いつもの仰向け抱っこやマズルコントロールに加えて、アイコンタクトやリーダーウォークの練習までしています。
リーダーウォークをしっかり教えるには待合室では少し狭いですが、みんなわずかの時間でコツを掴んでくれていたようなので、時間のある時にもっと広い公園などで復習してください。
上手くなったらまた成果を教えてくださいね。
最後に社会化訓練としてみんなで遊びました。
しつけ相談会やトリミングで病院に慣れている子ばかりだったので、最初からみんな全力で遊んでいます。
子犬しつけ相談会は今後も定期的な開催を予定しています。
新たにお家に子犬を迎えられた方はもちろん、2歳くらいまでの若いワンちゃんでしつけについて相談したいことがある方は是非一度ご参加ください。
※参加は予約制になっております。また、ワクチン接種やノミ・ダニ予防など、一定の条件もありますのでまずは当院までお問い合わせください。
次までにリーダーウォークの練習もしておくね!